2025.11.04
ダイトウクダマキや近縁種は
メスも鳴きます。
鳴くといっても
メロディーやリズムはありません。
オスが「ヂッ」と鳴くと
間髪を入れずメスが「パチッ」と。
その間0.03秒。
メスの音圧の
ずば抜けて大きいことが波形でわかります。

2025.11.03
南西諸島でほぼ一年中見られる
ダイトウクダマキモドキ。
といっても冬季は極端に数は少なくなります。
木の葉を食べるので枝にとまっていて、
姿も45ミリと大きいので見つけやすいでしょう。
「ヂッ」と発する声は単発なのでなかなか気付きません。
これとよく似たヒメクダマキモドキが
南西諸島〜関東地方南部まで生息しています。

2025.10.31
翅が短いコバネササキリと
いうのもいます。
自然度がやや高い環境にいるので、
出会いのチャンンスは少なくなります。
コバネの中にも翅が長い
変わり者もいます。
11〜60kHzの声で、ピークは20kHzと
高音声などでよく聞こえません。
これとは別に
コバネササキリモドキというのがおり、
こちらは46kHzとさらに高音声で、
全く人間には聞こえません。

2025.10.30
オナガササキリは
ササキリ類の中では大きめ。
鳴き声もそれなりに大きく
比較的聞き取りやすいが、
超高音声であることに違いはありません。

ところで、オナガ(尾長)の尾は
どこにあるのでしょう?
それは体長と同じくらい長い
メスの産卵器でした。

2025.10.27
翅に小さな斑点が
星のように散在することから
名付いたホシササキリ。
イネ科植物の生えた
河川敷から街中の空き地まで
普通にいますが、
鳴き声が聞こえないので
存在に気付きません。
まったく聞こえないわけでなく、
大人には何か高音の音が
聞こえる程度で、
耳に手の平を添えれば
少しはましになります。
いっぽう子供は
普通に聞こえているようです。
季節は夏〜秋です。



2025.10.20
ムニンエンマコオロギの鳴き声は
とめどなく続き、
あたかも2匹で鳴き交わしているように聞こえます。
ムニンとは無人のことで、
19世紀まで無人島であった
小笠原を指しています。
エンマコオロギのように黒色の個体のほか
写真のような茶色っぽい個体も多くいます。

2025.10.19
北海道に分布するエゾエンマコオロギの
亜種カワラエンマコオロギは
関東地方から東北地方にかけて
局所的に分布しています。
姿は普通にいるエンマコオロギに似ており
大形で黒光りしていますが
鳴き声が違います。
エンマコオロギと
同じ場所にいることが普通で、
どのようにすみ分けているのか不思議です。

2025.10.17
南西諸島に広く分布する
リュウキュウコノハズクは
夜の林ばかりでなく
街中でも鳴き声が聞かれるほど
ポピュラーなフクロウの仲間です。
それだけ生息密度が高いので、
何かの都合で日中に鳴くことがたまにあり、
葉の茂った梢で休んでいるところを
見つかってしまいます。
リュウキュウコホハズクのページには
メスと幼鳥の声もあります。

2025.10.15
フクロウのページをアップしました。
親の鳴き声は「ゴロスケ ホーホー」と
聞きなされるほどよく知られていますが、
幼鳥は「キツー」と高音声の細い声です。
人には聞き取りにくい声も
フクロウにとってはよく聞こえるのでしょう。
幼鳥が食べ物をねだるときに発する声です。

2025.10.06
中秋の名月です。
が、東の空は雲が厚くかかっており見ることは無理そうです。
話はかわり、
「ギーーホチョッ」と鳴く
小笠原のハシナガウグイスの声を紹介します。
ありますのでご覧ください。
2029.09.26
植え込みのツツジなどからチンチンチンと小さな鐘の音が。
そう、カネタタキ です。
カネタタキ類とケラを収録した
『コオロギ類の鳴き声図鑑 Vol.4』をリリースしました。
アルバムとしては7種 22分収録で約1000円。
1種(曲)は約200円ですが、
配信各社により金額に若干違いがあり、
サブスクのところもあります。
収録種
カネタタキ、イソカネタタキ、リュウキュウカネタタキ、ヒルギカネタタキ、フトアシジマカネタタキ、オチバカネタタキ、ケラ
ダイジェストをYouTubeでご覧ください
2025.09.18
エンマコオロギ、マツムシ、
ツヅレサセコオロギなどの声が
真っ盛りですが、
こうも夜が暑いと窓をあけて耳を傾けることもせず、
クーラーの効いた部屋にこもってばかりです。
困ったことに、
樹木の枝先で鳴く外来種のアオマツムシの大合唱は、
東北地方南部から四国・九州まで分布を広げ、
もはや騒音ほどに聞こえてきます。
おかげで地上のコオロギたちの声がかき消され、
風情を感じることはありません。
昨年リリースした
『コオロギ類の鳴き声図鑑Vol.1』アルバムを
改めて紹介させていただきます。
収録 20種 63分
クロツヤコオロギ、オチバコオロギ、フタホシコオロギ、エゾエンマコオロギ、エンマコオロギ、コモダスエンマコオロギ、ムニンエンマコオロギ、タイワンエンマコオロギ、マメクロコオロギ、ヒメコガタコオロギ、タンボコオロギ、クマコオロギ、ヒメコオロギ、ネッタイオカメコオロギ、モリオカメコオロギ、ハラオカメコオロギ、タンボオカメコオロギ、ミツカドコオロギ、ツシマオカメコオロギ、オオオカメコオロギ
ダイジェストをYouTubeでご覧ください
2025.08.22
心地よい声で知られるクサヒバリが鳴き始めました。
夜にも鳴きますが、
夜明けから朝にかけて絶え間なく鳴き続けます。
アルバム『コオロギ類の鳴き声図鑑 Vol.3』は
10ミリに満たない小さなコオロギの仲間の
ヒバリモドキ20種を収録しており、
もちろんクサヒバリも入っています。
ヤマトヒバリ、ネッタイヒバリ、フタイロヒバリ、カヤヒバリ、キンヒバリ、セグロキンヒバリ、クサヒバリ、タイワンカヤヒバリ、イソスズ、エゾスズ、ヤチスズ、ウスイロヤチスズ、ネッタイヤチスズ、ヒメスズ、リュウキュウチビスズ、マダラスズ、ハマスズ、カワラスズ、シバスズ、ヒゲシロスズ
YouTubeでアルバムのダイジェストをどうぞ。
2025.08.16
アルバム『セミの鳴き声図鑑Vol.2』には
全36種の半分18種が収録されています。
1種平均3分を超え、トータルで57分です。
ヒメハルゼミ、オキナワヒメハルゼミ、イワサキヒメハルゼミ、ヒグラシ、イシガキヒグラシ、タイワンヒグラシ、ツクツクボウシ、オオシマゼミ、イワサキゼミ、クロイワツクツク、オガサワラゼミ、タケオオツクツク、ミンミンゼミ、ツマグロゼミ、イワサキクサゼミ、チッチゼミ、エゾチッチゼミ、クロイワゼミ
ダイジェスト版をYouTubeでご覧いただけます。
このほかのセミは『セミの鳴き声図鑑Vol.1』に収録されています。
2025.08.10
街路樹や公園の樹々でミンミンゼミ・アブラゼミ・ニイニイゼミの
声があふれています。
加えて、西日本ではクマゼミも。
日本各地には36種いるので、
聞いたことのないセミの声がまだあるのではないでしょうか?
アルバム『セミの鳴き声図鑑Vol.1』は18種58分収録です。
ニイニイゼミ、ヤエヤマニイニイ、クロイワニイニイ、ミヤコニイニイ、イシガキニイニイ、チョウセンケナガニイニイ、コエゾゼミ、エゾゼミ、アカエゾゼミ、キュウシュウエゾゼミ、ヤクシマエゾゼミ、スジアカクマゼミ、クマゼミ、ヤエヤマクマゼミ、アブラゼミ、リュウキュウアブラゼミ、ハルゼミ、エゾハルゼミ
ダイジェスト版をYouTubeでご覧いだけます。
このほかのセミはアルバム『セミの鳴き声図鑑Vol.2』に収録せれてます。
2025.07.10
うす暗くなった夕暮れの草薮から、
シリリリ・・・と、
ヤブキリの声が聞こえてきます。
ただ、
大人にはかなり聞き取りにくい高音で、
耳を傾けないと脳には響きません。
2025.03.13
| アルバム 「鳥の鳴き声100選Vol.1」から 鳴き声クイズをつくりました。 北海道の山野にすむ鳥たちです。 YouTubeのショート動画なので縦長です。 答えは下にある横長動画をご覧下さい。 アルバム紹介はこちら |
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